道議会トピックス

道議会トピックス

 1階展示コーナーにて「北方領土パネル展」を開催しています(R3.1.21)

 1階展示コーナーで「道みんの日パネル展」を開催しています (R3.7.12~R3.7.30)

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パネル展の様子です。パネル展の様子です。

 7月17日は、「北海道みんなの日」(愛称「道みんの日」)です。「道みんの日」は、北海道の魅力と価値を再発見し、北海道を誇りに思う心を育み、より豊かな北海道を築き上げることを期する日として「北海道みんなの日条例」で定められており、この条例は平成29年第1回北海道議会定例会で議員より提出され、可決したものです。

 7月12日(月)から7月30日(金)の期間で、道議会議事堂1階で「道みんの日パネル展」を開催しています。
 パネル展では「道みんの日」のPRパネルや横断幕のほか、未来技術を活用して、北海道の様々な課題を解決する「北海道Society5.0」について紹介するパネルも展示しています。
 また、パネル展にあわせ、北海道特有の景観・風土や過去の北海道、北海道ゆかりの人物などに関する動画を大型テレビで放映しています。

 

 1階展示コーナーにて「北方領土パネル展」を開催しています(R3.1.21)

 1階展示コーナーで「北の縄文パネル展」を開催しました (R3.5.17~R3.6.10)

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パネル展の様子です。

パネル展の様子です。

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、豊かな自然の恵みを受けながら、1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と、精神文化を今に伝える貴重な文化遺産であり、北海道や青森県、岩手県、秋田県に所在する17遺跡を構成資産として、世界文化遺産登録を目指しています。
 先日、世界遺産委員会の諮問機関であるイコモスによる評価結果が、ユネスコ世界遺産センターから文化庁に通知され、「北海道・北東北の縄文遺跡群」については、世界文化遺産に「登録」すべきとの勧告がなされました。世界文化遺産登録の実現まであと一歩の状況です。

 道議会においては、平成30年第1回北海道議会定例会で、「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた推薦に関する意見書」を提出・議決し、世界遺産の早期登録に向け、文化審議会において、ユネスコ推薦候補に決定するよう国に対して強く要望しました。また、関連する様々な議会議論が今日まで行われています。

 北海道・北東北の縄文遺跡群の価値や魅力を伝えるため、「北の縄文パネル展」を道議会議事堂の1階展示コーナーにおいて、令和3年5月17日から6月10日の期間で開催しました。
 北の縄文の魅力をわかりやすく解説したパネルや4道県の縄文遺跡群を紹介するパネルなどを展示したほか、出土品の展示や、大型テレビでのPR動画の放映も行いました。

 

 1階展示コーナーにて「北方領土パネル展」を開催しています(R3.1.21)

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パネル展の様子です。

 2月7日の「北方領土の日」を中心とした「北方領土の日特別啓発期間」に併せて、「北方領土パネル展」を道議会議事堂の1階展示コーナーにおいて開催しています。

 日本固有の領土である歯舞、色丹、国後、択捉の北方四島の返還の実現は、戦後残された最大の国家課題であり、道議会においては、北方領土対策特別委員会を設置し、北方領土の復帰促進を図るための啓発と世論の結集・高揚などについて調査を行っています。
 また、令和2年第3回北海道議会定例会では、「北方領土問題の解決促進を求める意見書」を提出・議決し、国に対して、北方領土返還要求運動の一層の推進を図ることや、北方領土隣接地域の振興対策等を充実、強化することなどを求めました。

 パネル展では、戦前と戦後の四島の様子を対比させた写真パネルや小中学生が作成した啓発パネルなどを展示しています。
  2月24日(水)の12時まで開催する予定ですので、ぜひご覧ください。

 

 

 1階展示コーナーにて「平成30年北海道胆振東部地震 復旧・復興パネル展」を開催しています(R2.12.17)

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パネル展の様子です。

 平成30年(2018年)9月6日に発生した「平成30年北海道胆振東部地震」はマグニチュード6.7、厚真町で国内6例目となる道内観測史上最大の震度7、安平町とむかわ町で震度6強など、北海道の広い範囲で震度4以上を観測する極めて激烈な地震でした。

 道議会においては、平成30年第3回北海道議会定例会で、「平成30年北海道胆振東部地震に関する意見書」など関連する意見案3件を議決し、国に対して早期に激甚災害指定を行うことや財政上の支援措置を講ずることなどを求めました。その後も、復旧・復興に関する議会議論が今日まで行われています。

 災害から2年が経過し、復旧・復興に向けた取組が着実に進む中、地震の記憶が風化することのないよう、特に被害の大きかった胆振東部3町(厚真町、安平町、むかわ町)の"今"を道民の方々に伝えるためのパネル展を、道議会議事堂の1階展示コーナーにおいて開催しています。
 令和3年(2021年)1月19日(火)まで開催する予定ですので、ぜひご覧ください。

 

 北海道議会議員研修会(R2.10.2)

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 札幌大学地域共創学群 教授の瀬川 拓郎氏を講師にお招きし、「アイヌ民族の成り立ちと縄文人・オホーツク人」というテーマで、議員研修会を開催しました。

 この研修会は、北海道議会と札幌大学・札幌大学女子短期大学部との包括連携協定に基づき行われたもので、今年7月の民族共生象徴空間(ウポポイ)の誕生、さらに、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を控えた中、アイヌ民族の成り立ちと、その文化の形成に大きな影響を及ぼした縄文人・オホーツク人との関わりについて理解を深めることにより、北海道におけるアイヌ文化・縄文文化の価値を再認識するとともに、議会議論の活性化を図ることを目的に実施しました。

 瀬川教授からは、考古学の見地から、縄文以後も縄文の伝統を強く保とうとしてきたアイヌ民族が、日本本土との関係にとどまらず、北東アジア地域の交易民として複雑な文化形成をしながら、北海道という立地・環境を活かし生き抜いてきた歴史と文化についてお話をいただきました。

 研修会後には、熱心に耳を傾けていた議員から、アイヌの歴史について個別に質問もあり、大変有意義なものとなりました。

 1階展示コーナーにて「道みんの日記念パネル展」を開催しています(R2.7.9)

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7月8日までは道議会についての展示を行っていました。
 

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パネル展の様子です。

 「北海道みんなの日」(愛称「道みんの日」)は、北海道のこれまでの歴史や文化、風土を見つめ直し、これからの北海道を考える日として「北海道みんなの日条例」で定められています。この条例は、平成29年(2017年)に道議会での議決を経て制定されました。

 明治2年(1869年)7月17日、北海道の名付け親とされる松浦武四郎が、明治政府に対して「北加伊道」という名称を提案しました。それを受け、条例の中で「道みんの日」は7月17日と定められています。

 現在、道議会議事堂の1階展示コーナーにおいて、北海道の歴史について説明したパネルなどを展示しています。7月31日まで展示する予定ですので、ぜひご覧ください。

 

 北海道議会議員講演会(R1.10.3)

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 2020年2月21日から行われるスペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム北海道大会に向けて、大会主催者である公益財団法人スペシャルオリンピックス日本理事長の有森裕子(ありもり ゆうこ)さんを講師にお招きし、「私とスペシャルオリンピックス活動~スペシャルオリンピックス2020北海道の開催に向けて~」というテーマで、議員講演会を開催しました。

有森理事長からは、

  • 知的障がい者のスポーツの場であるスペシャルオリンピックス活動の状況
  • 自身のマラソンとの出会いと、北海道との関わり
  • スペシャルオリンピックス活動との出会い
  • 北海道でのナショナルゲーム開催の意義
  • 障がい者と健常者が一緒に行うユニファイドという取り組み

などについて、お話しをいただきました。
 特に、自身がマラソンと出会い、そして2度目のオリンピックのメダル獲得に繋がる北海道での感動的なエピソードを涙ながらに語っていただき、議員も感銘を受けていました。

 また、質疑応答では複数の議員から質問や応援の発言があり、北海道でのスペシャルオリンピックスナショナルゲームの開催に向けた機運を高める良い機会となりました。

 

 北海道議会議員講演会(H30.11.6)


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 11月6日、日本銀行札幌支店長である小髙 咲(こたか しょう)氏を講師にお招きして、「北海道経済の現状と未来~道外から見た北海道~」というテーマで、議員講演会を開催しました。

 

小髙支店長からは、議員に対し、

  • 北海道の現状や特徴
  • 日銀短観から見た北海道経済の現状認識と地震の影響
  • 北海道経済の成長に向けた労働生産性の向上
  • 道外から見た北海道の姿や課題

などについて、お話しいただきました。

 小髙支店長からは、豊富なデータを活用した説明がなされ、北海道の現状と問題点について考える良い機会となりました。

 

 議員研修会が開催されました(H30.5.8)


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 5月8日、北海道環境生活部文化局文化振興課縄文世界遺産推進室の特別研究員である阿部 千春(あべ ちはる)氏を講師にお招きして、「世界遺産を目指す縄文遺跡群~その価値と活用~」というテーマで、議員研修会を実施しました。
 この研修会は、議会議論の質の向上や、政策立案機能の充実・強化に向けた取組として行っているものです。
 阿部特別研究員からは、世界遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、その歴史的背景や登録に向けた動き、登録後の活用などについて、お話しいただきました。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【縄文文化の概要と特徴】
 縄文文化は、今から1万5000年前から約2300年前まで、1万年以上続いた日本の先史文化です。
 多様な自然環境を利用した定住生活が実現し、それが1万年以上も続いたということ、この1万年間に大規模な戦争をしたことがないこと、さらに自給自足だけではなく、海峡を越えて交易を行っていたことが、この縄文文化の大きな特徴です。
 縄文文化というと、日本全体に同じ文化があったような感じを受けますが、実際には、地域の植物、魚、動物などにより、地域色の非常に強い文化が生まれています。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産は、北海道、青森、岩手、秋田の4道県に所在する17遺跡です。
 北海道の構成資産は、南から函館市の大船(おおふね)遺跡、垣ノ島(かきのしま)遺跡、洞爺湖町の入江・高砂貝塚、伊達市の北黄金(きたこがね)貝塚、千歳市のキウス周堤墓(しゅうていぼ)群であり、森町の鷲ノ木(わしのき)遺跡は関連資産となっています。

【世界遺産登録に向けた推進体制と経過】
 推進体制は、縄文遺跡群世界遺産登録推進本部として、本部長が青森県知事、副本部長が北海道・岩手・秋田の知事及び4道県の教育長、各委員は14市町長と教育長になっています。
 世界遺産登録に向けた動きは、平成15年の9月に知事サミットで、「北の縄文文化回廊づくり」をしましょうというところから始まり、平成19年に共同提案、平成21年にユネスコの暫定リストに掲載され、平成25年から推薦書を国に提出し続けています。
 北海道としては、これまで4道県の本部の一員として、総決起集会や縄文フォーラム、新幹線の新函館北斗駅でのPR、一昨年はパリのユネスコでPRをするなど、さまざまな普及活動を行っています。
 4道県の議会、4道県の知事や教育長などによる、合同要望も行っており、2年前から国会議員連盟、本年には道議会でも議員連盟を作っていただき、一緒に活動しています。
 また、民間の活動ですが、北の縄文道民会議による夏まつり、雪まつりなどのイベント、各遺跡の応援団体による縄文のイベントなどで気運を盛り上げてくれています。
 世界遺産は、ユネスコの暫定リストに掲載されたものから、毎年1国1件しか登録されません。
 実質的に本年はこの縄文と佐渡金山の一騎打ちであり、7月末の審議会で日本からの推薦が決定した場合は、2020年の7月上旬ごろ、ちょうど東京オリンピック・パラリンピックの直前に世界遺産登録が決まることとなります。

【効果と課題】
 世界遺産登録の効果としては、「日本の基層文化である縄文の価値観を世界に発信する」「郷土を愛する心が生まれる」「インバウンドが増える」という3つがあると思います。
 さらに観光振興としてもアドベンチャートラベルやエコツーリズムを行うことで、欧米圏からの観光客の増加が非常に期待できると思います。
 課題としては、「一気に増加する観光客に対する受け入れ体制・説明体制の整備」「複数遺産を登録した場合にネームバリューのある遺跡に観光客が集中すること」があります。
 道内の6遺跡の世界遺産登録効果を北海道全体に広げる工夫も必要だと思っています。

世界遺産登録というのは、最終的な目標ではなくて、北海道全体を価値創造空間として、輝いていくための1つの過程です。
 登録だけでなく、その後の活用まで、力強い御支援を賜りたいと思いますのでよろしくお願いします。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 阿部特別研究員からは、各遺跡の出土品から類推される縄文時代の人の生活や考え方などのお話があり、世界遺産を目指す縄文遺跡群に対する理解が深まる良い機会となりました。
 当日は、北海道唯一の国宝である中空土偶(カックウ)のレプリカ展示もあり、研修会前後に複数の議員が興味深く鑑賞していました。

 

 北海道議会議員講演会(H30.2.20)


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 2月20日、北海道議会と包括連携協定を締結している札幌大学地域共創学群教授の本田 優子(ほんだ ゆうこ)氏を講師にお招きして、「アイヌ文化と北海道の未来」というテーマで、講演会を開催しました。

 

本田教授からは、議員に対し、

  • 平取町二風谷(にぶたに)での暮らし
  • アイヌの世界観
  • 札幌大学のウレシパクラブの学生の活動
  • ハワイやニュージーランドなどの海外の先住民族の言語に関する事例
  • 民族共生象徴空間のあり方
  • アイヌ文化の価値

などについて、お話しいただきました。

講演後の質疑応答では、議員から、アイヌ文化振興に向けた関わり方について質疑があり、大変有意義なものとなりました。

 

 学生と議員との意見交換会などが開催されました(H29.12.5)


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 12月5日、北海道議会と包括連携協定を締結している札幌大学法学専攻の学生(3年生と2年生の計3名)と道議会議員(全会派5名)は、道政課題などについて、学生からの質問に対して議員が回答する形で意見交換を行いました。

 

【札幌の一極集中や地方の過疎化に関する質問】

  •  地方に戻っても、子どもを産み育てることができる仕事が無ければ、地方に帰ることができない。このため、地域づくりが必要。
  •  札幌においても、市民や市議会も行政も、北海道のためにどのように貢献していくかを今後十分議論していくことが必要。
  •  消費地を支えている小さい町村が一次産業を担っているため、一次産業が成り立つことができる支援が必要。

  • などの意見がありました。
 

【JRやバスなどの地域交通問題に関する質問】

  •  町民の足を確保するために、町が企業のマイクロバス等を借り上げて路線バス代わりに使用している例がある。
  •  人口減少、少子高齢化に伴い、地域交通もそれに応じた対応をせざるをえず、中長期的な展望に立って、対策を考える必要がある。
  •  複数の市町村に跨がる交通手段の仕組みを考えていきたい。

  • などの意見がありました。
 

【民生委員等のなり手不足に関する質問】

  •  地域を自分たちでつくりあげていくという意識をどのように広げていくかが問題。町内会に関わっていきたいという若い人もいるので、そういう人を仲間に入れていくことも必要。

  • との意見がありました。
 

 意見交換後、学生からは、「率直な疑問を直接議員に聞いてもらったのが、大きな経験になりました。」、「地方の問題についての質問でも、広い視点をもって回答されており、とても勉強になりました。」、「議員は、会派の壁を超えて共通して考えている部分があることに気づきました。」、「北海道や国全体のことを考えているのだなと感じました。」
などの感想が寄せられました。



 その後、学生たちは、本会議場で一般質問が行われている様子を傍聴しました。傍聴後、学生からは、「学生も道議会に来れば、もっと政治に関心を持ってもらえると思う。」などの感想が寄せられました。

 議員研修会が開催されました(H29.11.28)


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 11月28日、日本赤十字北海道看護大学の教授であり、災害対策教育センターのセンター長でもあります根本 昌宏(ねもと まさひろ)氏を講師にお招きして、「冬の災害を想定した命を守る避難所・避難生活」というテーマで、議員研修会を実施しました。
 この研修会は、議会議論の質の向上や、政策立案機能の充実・強化に向けた取組として行っているものです。
 根本教授からは、北海道は冬の時期が長く、災害発生後にどのように過ごすかについて、様々な具体例を交えてお話しいただきました。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 【冬を踏まえた災害食】
 災害後、避難所で最初に起こる疾患が便秘です。冬は、低体温症になりやすく、カップラーメンなどの非常食により塩分が高くなるため、高血圧、心不全などが増えやすいです。さらに、エコノミークラス症候群やアレルギーもあります。北海道は、食料自給率が200%もあり、多くの食物に恵まれている場所です。その意味でも、非常食ではなく、災害食という考え方を普及させることが北海道らしい冬の災害対策になると考えています。
 ハイゼックス(非常時用炊飯袋)は、お米を炊くための袋ですが、普段、御飯を炊けない小学生でも、この袋で自分で御飯をつくることができます。防災教育という意味で、食から入ることも重要です。

 【積雪寒冷地停電の問題点】
 万が一、積雪寒冷地で停電が起こると、全ての暖房が停止します。統計上、おそらく95%の暖房は使えません。水道管の凍結のおそれや、スマートフォンなどが充電できず、使えなくなるため、安否確認が難しくなります。これらを踏まえて、対策を考える必要があります。
 冬の避難所で放置すると発生するのが低体温症とエコノミークラス症候群です。低体温症は、気温15度でも発症するため、特に高齢者は要注意です。エコノミークラス症候群は、冬場の災害時は相乗的に増える可能性があります。
 避難された方が、車中で足を折った状態で水分を控え、運動を控えると、ふくらはぎの静脈の中に血栓ができます。この足の血栓が、立ち上がった瞬間に肺動脈に詰まり突然死の原因となる肺塞栓症を引き起こすことがあります。これがエコノミー症候群です。

 【段ボールベッド】
 避難所演習で実際に段ボールベッドで寝てみると、90%の方が眠ることができました。床からの冷気をほぼ遮蔽できるすばらしい資材です。このため、北海道の冬型の災害の場合には、暖房を入れるよりも段ボールベットで寝た方が良いと考えています。利点は、温かく、硬さが軽減できます。22人の大人が上っても潰れません。段ボール板を1枚立てるとプライバシー空間を簡単につくることができます。また、3日間で2万台を迅速につくることが可能などの利点があります。

 【避難所空間】
 避難所空間については、女性の視点が重要です。女性に我慢させない配慮をすると、非常に良い避難所になります。我慢させると、トイレに行きたくない、エコノミークラス症候群になるなど女性が被害を受けることがあります。避難所では、子どもたちや女性に配慮し、超急性期の避難所でも安全性を最大限確保することなどが必要です。

 【暴風雪と車】
 車のマフラーから出る一酸化炭素を浴びると短時間で命を失うため、マフラーが詰まりそうな暴風雪のときはエンジンカットが絶対条件です。エンジンを停止すると、とても冷えるため、車内の対策を考える必要があります。足先を温めるためのカイロ、座席の倒し方、ハンドル等で確保できる空間が狭いことから運転席は使わないことが必要です。寝袋はマイナス10度以下に対応するものや、毛糸の帽子、できれば目出し帽が必要です。手回しのラジオは、スマートフォンを充電し続けるために重要です。羊羹や簡易トイレなども必要です。

 

 最後に、防災という言葉は、災害が起こらないようにする防災と、災害発生後にいかに命をつなぐかという防災の2つの意味がありますが、後者の防災を進めたいと考えています。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 根本教授は、ご自分で行われた検証結果などを具体的に話され、会場の議員も大変興味を持って聞き入っていました。講義後は、議員と根本教授との質疑応答があり、大変有意義なものでした。
 当日は、ハイゼックス(非常時用炊飯袋)が配られ、また、会場には、段ボールベッドや暴風雪時に安全な車中泊を行うためのキットの展示などが行われました。
 研修会終了後、複数の議員が段ボールベッドに実際に寝て、寝心地を確かめていました。


 
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